生分解性マルチは、圃場の土壌にいる微生物(分泌)の出す酵素によって分解される樹脂(プラスチック)を原料にしてつくられています。
代表的な原料は、
◉ PBAT(ポリブチレンアジペート/テレフタレート)
◉ PBS(ポリブチレンサクシネート)
◉ PLA(ポリ乳酸)
◉ 澱粉ポリエステル
略号 | 名称 | 特徴 |
PBAT | ポリブチレンアジぺート/テレフタレート | ・フィルムの強度上がる素材です ・生分解は遅めです |
PBS | ポリブチレンサクシネート | ・インフレーション成形性に優れるものです ・生分解は早めです |
PLA | ポリ乳酸 | ・フィルムがしなやかで丈夫になる ・生分解は遅めです |
澱粉ポリエステル | ・フィルム強度高く単体使用例有ります ・生分解は早めです |
★JBPA(日本バイオプラスチック協会)の認定樹脂
いずれの原料も JBPAが分解性・安全性を認定した生分解性プラ・ポジティブリストに登録されている樹脂です。
生分解性マルチは、これらの原料を各社が独自の割合で配合して製品化しています。
JBPA(日本バイオプラスチック協会)の認証について「生分解性プラ」マーク
日本では生分解の認証は唯一 JBPA のみが発行しており、それを取得するには様々な基準をクリアしてはじめて生分解性プラスチックとしての認証を得ることができる為、生分解性及び安全性も高いことが立証されています。
こうした生分解性の基準と、環境適合性の審査基準を満たした製品に「生分解性プラ」のマークと名称の使用を認められています。
